競馬日記 夕陽差し込むスタンドにて

1990年代ダビスタブームを過ごし、2021年のウマ娘ブームで競馬熱が開花した人の日記です。自らの所感と知識をまとめるためにロング版twitter感覚で逐次投稿します。

ヴィクトリアマイル2022回顧 「アイドルとして、勇者として」

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 18頭中16頭が重賞勝ち馬で、さらに上位層ともなれば安田記念でも勝ち負けできると考えられるような強豪勢揃いの豪華メンバー。事前の宣言通り、18頭立て18番人気の田中勝春ローザノワールが逃げる。直前にかなりの降雨があったが東京競馬場の驚異的な排水能力によりこの時間帯はすっかり良馬場。全く脚が止まらない。残り400m‥‥200mあわやという所までしぶとく逃げ粘りペースを押し上げる。スローペースからの上がり勝負にはならないのがヴィクトリアマイル。そこに前目前目で追走した白毛馬が2馬身突き抜けて圧巻のフィニッシュ!新たな伝説を作った。

 ソダシがたとえ何色であろうとも、それ以上に最強の牝馬マイラーなのである。

1着ソダシについて

 このレースでソダシの単勝が買えなかったのは完全にミスである。1600mの桜花賞レコードで、牝馬に特別厳しいダートGIフェブラリーステークスの3着馬が5.7倍の4番人気なんて通常はありえないのだ。オークス8着・秋華賞10着の馬ではない。注目する部分が違う。非常に気難しいのは確かだが、ゲート先入れの効果あってかその面をほとんど出さなかった点も大きいのだろうか。もしもソダシが白毛馬でなければもっと上の人気なのか、下の人気なのか、それは誰にも分からないが気になる事だ。

2着ファインルージュについて

 どんな展開でもしれっと2着内を確保している隠れ強豪馬。勝ちきれないがそれにしても能力は一体どうなっているのだろう。このレースでは一度躓いたとの事で本来の能力ではなかったはず。隠れカレンブーケドールか、それ以上の力を見せるか。一層気になる存在となった。馬体重が500kgクラスと大柄なのも能力に安定感を与えているのだろう。能力に対してスター性が希薄な印象は否めない。

3着レシステンシアについて

 人気サイドで決着したこの競走ながら、複勝圏内で最も意外に感じたのはこの馬である。高松宮記念で1番人気になるような馬がマイルでここに。関係者コメントで「1200mは短く1600は長く1400mが適距離」とされていたためかなり苦しいであろうに活躍を見せた。今後もマイルで走るのかは不明ながら、1200よりは1600と考えた方が良いかもしれない。前残りの展開が向いたという要素も大きいだろう。

4着ローザノワールについて

 「渋太逃粘」を絵に描いたような走りを見せた。能力で下なのは明らかなためこの着順はまさに「賭けに勝った」

5着ソングラインについて

 私の本命馬がこれほどまでに敗れるとは‥‥勝利に非常に強い確信を持っていたため特に残念な結果となった。1351mという1400mより短い距離からマイルへの延長・海外帰り初戦という懸念材料も響いたか。かなり速いペースの中で上がり3ハロン33.2秒まで出し切るも差し届かず。

 レース中の躓きといい何もかもが向かなかった形だ。運の要素が大きい敗れ方でそう悲観視するものではないが、ここで勝たずにどこで勝つという程の大舞台はそう何度も立てるものではない。

6着デアリングタクトについて

 「無敗の三冠牝馬」は1年以上の休養開けでここが復帰戦。本馬場入場の際は大きな拍手があがったという。独学で身につけた馬学的知識に基づいて考えると繋靱帯炎は屈腱炎と同様に競走能力は二度と戻らないため、それが良い意味で覆された。関係者の努力に感嘆。ただし今後複勝圏内に入れるかどうかという点まで詰めるとなお疑問は残る。たとえばユーバーレーベンはオークスから一度も圏内になっていないのが現実なのである。

12着レイパパレについて

 「えっ、いなくなってる!?」これが一番信じられない結果となった。トレセンの坂路タイム等からマイルでは絶対的トップスピード不足が唯一最大の弱点になる馬と知っていたがまさかここまで。スタート直後に躓いて川田将雅騎手が落馬しそうになるトラブルがあったが、それでは説明できない程の遅れとなった。雨のあとの良馬場は晴れの良と事なりTV映像などでは分からない馬場の凸凹が多く発生している可能性が高い事はこのレースではっきりと分かった。

 ポジションに関しては大逃げローザノワールから離れてレシステンシア・レイパパレの並びになっていて能力バランス的にはいずれもベストだったように思うのだが‥‥。

レース前展望について

 自分の予想は以下のような内容だった。ソングラインとレイパパレ両方が圏外に飛ぶ事は今回全く考えられなかった。

◎ソングライン(東京マイル巧者で、NHKマイルカップでは優勝した牡馬のシュネルマイスターと0.0秒差・このシュネルマイスターがマイルチャンピオンシップでトップレベルの走りを見せている・サウジの1351ターフスプリントで圧倒的な勝ち方・体格も良い・調教抜群の出来)
◯レイパパレ(やっと距離短縮できた形。2000mまでにおいて対牝馬で力負けした事は今まで一度もない。絶対的なスピードでは劣る)
▲クリノプレミアム(荒れた場合、連勝牝馬は負けるまで買え方式でこの上り調子を評価したい)
△ソダシ、ファインルージュ、レシステンシア(ここまで単純に能力)アカイイト(GIホースとしてはあまりに不人気なため荒れた場合能力で何とかならないか。1600mは明らかに短い)ミスニューヨーク、シャドウディーヴァ(低人気好調馬または大胆な騎乗による倍率押し上げ狙い)