競馬日記 桃源郷 UMA パラダイス

1990年代ダビスタブームを過ごし、2021年のウマ娘ブームで競馬熱が開花した人の日記です。自らの所感と知識をまとめるためにロング版twitter感覚で逐次投稿します。内容は全て執筆当時の認識であり後年の観点からは誤認もあるかと思います。(発見した場合、修正でなく追記を行います)

G2青葉賞の予想と結果分析 シュガークンが抜群の操縦性を示す

出馬表

馬名性齢斤量替 騎手 調教師
1 サトノシュトラーセ牡3 57*M.デムー(栗)友道康夫
2 グランアルティスタ牡3 57*原優介(栗)寺島良
3 ニシノフィアンス牡3 57 永野猛蔵(美)竹内正洋
4 ロジルーラー牡3 57*大野拓弥(美)稲垣幸雄
5 ジンセイ牡3 57*内田博幸(栗)庄野靖志
6 フォスターボンド牡3 57*菅原明良(美)中川公成
7 シュガークン牡3 57 武豊(栗)清水久詞
8 パワーホール牡3 57 田辺裕信(栗)昆貢
9 ヘデントール牡3 57*T.オシェ(美)木村哲也
10 ウインマクシマム牡3 57 松岡正海(美)畠山吉宏
11 シュバルツクーゲル牡3 57*北村宏司(美)鹿戸雄一
12 アバンデル牡3 57 石橋脩(美)金成貴史
13 マーシャルポイント牡3 57*津村明秀(美)木村哲也
14 コスモブッドレア牡3 57 石川裕紀(美)小野次郎
15 ショウナンラプンタ牡3 57 鮫島克駿(栗)高野友和
16*デュアルウィルダー牡3 57*J.モレイ(美)堀宣行
17 トロヴァトーレ牡3 57*横山武史(美)鹿戸雄一

基本的な考え方

シンプルに強いものが強いが、それがどれなのか人気にいまいち上手く反映できない。

ここで勝ってダービー勝負に行くため仕上げの差・パドック差は大。

関西馬で京都新聞杯を嫌ってる組が遠征。

トラックの表面は最高の状態ではなくなったものの、良好。中間雨が降っているが乾くには十分な時間があるはず。これはたまに異常な高速タイムが出る状態。

2400mの経験があると良いが、ないとダメという訳でもない。中山2000mから来ても問題ない。

逃げ馬が多いが、3歳の2400mは通常逃げ切れる距離ではない。

イメージする勝ち方は「中位伸び」

ペース予想

S ■■■▢▢▢▢ H
逃げに有力馬シュガークンとウインマクシマムがおり、他にも前に行きたい馬は多く青葉賞としてはかなり速いペース。絶対的にはスロー。

 ちょうど平均ペースみたいな判断の逃げが出ないように意図的に作った7段階評価は、スローサイドの解像度が足りてないです。2より速いけれど3にはならないくらいのラインをイメージ。

結論

◎へデントール(京成杯より速いタイムで中山2000mを走破した未勝利戦を評価。新馬戦も皐月賞馬ジャスティンミラノに敗れただけ。近10年の青葉賞最多勝のルーラーシップ産駒)
◯ショウナンラプンタ(2400m経験。阪神で勝ってるキズナ産駒で、自分の血統の理屈だと東京では坂debuffの受けにくさのメリットが薄く優位は減退する。枠が外過ぎる。ここまで人気がなければ狙いたくなる)
▲シュガークン(ここは走破タイム的にごまかしが効かない相手になるため自分はそんなに強いと思わないけれど、人気に従うまで
△1シュバルツクーゲル(低評価レースといえの東スポ杯2着→弥生賞5着。ここまで人気がなければ。弥生賞の内容的に掲示板載れてるなら距離はもつはず)
△2マーシャルポイント(このレースではあまり重要ではないと思われる東京経験値が高い。新時代築く。騎手が津村明秀だから8人気で、ルメールだったら3人気くらいだろうなという馬)
△3ウインマクシマム(ウインでなくノーザンファームで、騎手がルメールか武豊ならこれで1番人気争いでしょうという馬。逃げでしか勝っていないため安定感はない。この日に異常なほど前が残った場合に高評価)

結果


 ゲートを出てすぐにまずはシュガークン武豊が逃げを狙うが、パワーホールとウインマクシマムらが次々と前へ出ていくため、逃げ争いを避け一段下げて先行グループに。この展開を選べる器用さがシュガークンの強みであろう。

 逃げ馬、中でもパワーホールは皆が4コーナーの前半部にいる頃にはもう直線を立ち上がっている程の大逃げを決めた。だがここで既に力を使い切っていた。他の逃げ馬たちも力尽き次々と沈んでいく。

 先行残る形になったシュガークンがそのまま後続をしのぎ切り優勝。キタサンブラックの弟が武豊と共に日本ダービーへの切符を手に入れた。

 2着ショウナンラプンタ西村淳也はシュガークンに差し届かず、しかしこちらもダービーへの切符を手にした。この馬は能力でここまで来た印象である。

 3着デュアルウィルダー ジョアン・モレイラは上がり最速でいつの間にか上がってきており3着に突っ込んできた。

 逃げて掲示板まで残れた馬はウインマクシマムただ一頭だった。もっと上位の騎手で、別のレースなら重賞を取り切れるかもしれない。

 1番人気ヘデントールは8着。G3京成杯よりも速いタイムの未勝利戦を勝っており、ラップ分析的にもそこまでタイムが出るタイプの展開ではなかったため注目度が高かった。自分もこれに◎。しかし今回は後方展開したにも関わらず上がり3ハロンが全然速くなかったため、まだ単に脚が遅かった印象だ。小回りコースで見直したい。加えて、この週から短期免許で騎乗を開始したタイグ・オシェア騎手が日本の芝での乗り方に慣れていない印象も受けた。

 自身の予想としては▲→◯→無印の決着。なぜ人気があるのか全く分からなかったシュガークンはレース巧者。モレイラはどんな重賞でも絶対無視できない恐ろしい騎手。

race.netkeiba.com

実効ペース

S ■■■▢▢▢▢ H
 「2より速いけれど3にはならないくらいのラインをイメージ」と予想しましたが、これは「3より速いけれど4にはならないライン」です。なかなかの高速展開で馬の能力に対しては速いタイムが出た印象。

 ダービー出走権の重みがバトルを生み出した。

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